博報堂DYHD、2026年3月期1Q決算は減収減益 四半期純利益は赤字転落

株式会社博報堂DYホールディングスは、2026年3月期第1四半期の連結業績(2025年4月1日~2025年6月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
収益    :1698億2000万円(前年同期比 15.2%減)
営業利益  :25億2700万円( 同 39.9%減)
経常利益  :29億400万円( 同 56.5%減)
四半期純利益:マイナス18億1600万円(前年同期 3億1700万円)
 
同四半期は減収減益となったが、これは前年同期におけるユナイテッド株式会社でのメルカリ株売却益が大きく影響。それを除いた調整後売上総利益は前年同期より1700万円上回り、調整後営業利益は前年同期より15億7600万円(同165.6%増加)の増益となっている。
 
調整後売上総利益は、海外事業においては関税問題等により受注が低調となり、特に中国、ASEANが影響を受け、前年同期を下回った。一方、国内事業においては、得意先業種別で「金融・保険」や「官公庁・団体」等を中心に、種目別ではインターネットメディア、アウトドアメディア、クリエイティブ、マーケティング/プロモーションが概ね堅調となっており、収益性も向上した結果、前年同期を上回る結果となった。
 
販売費および一般管理費については、グループ全体でコントロールし、前年同期比で1.8%の削減。結果的に調整後営業利益は増益となり、調整後のれん償却前営業利益も59億7500万円と9億3600万円の増益となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250805531017.pdf