日本テレビHD、2025年3月期決算は増収増益 利益面はいずれも前期比30%以上増
日本テレビホールディングス株式会社は、2025年3月期通期の連結業績(2024年4月1日~2025年3月31日)を発表した。
【連結経営成績】
売上高 :4619億1500万円(前期比 9.1%増)
営業利益 :549億1700万円( 同 31.1%増)
経常利益 :657億2400万円( 同 32.8%増)
当期純利益 :460億円( 同 32.7%増)
同四半期の同社グループの売上高は、主たる事業であるメディア・コンテンツ事業において、スポット収入やデジタル広告収入、大阪・関西万博の受注などのコンテンツ制作収入、番組キャラクターグッズ等の物品販売収入が好調だったほか、前第1四半期連結会計期間以降に3社を連結子会社化した影響などにより、前連結会計年度比9.1%増の4619億1500万円となった。
営業費用は、事業費や諸経費が増加したほか、上記3社の連結子会社化による影響などから前連結会計年度比で6.6%増加し、4069億9800万円だった。
メディア・コンテンツ事業の主要な売上高である地上波テレビ広告収入を見ると、タイム収入はスポーツ中継番組のセールスが堅調だったものの、レギュラー番組セールスの減速が続き、前連結会計年度比0.1%減の1050億3900万円。
スポット収入は、在京キー局の中で高いシェアを維持したことにより、同2.7%増の1169億2500万円だった。これらの結果同事業全体の売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高を含め、同9.5%増の4311億2000万円となっている。
〈今後の見通し〉
2026年3月期の連結業績予想は、売上高4660億円、営業利益550億円、経常利益640億円、当期純利益470億円を見込んでいる。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120250507532243.pdf