ファンケル、2025年3月期2Q決算は減収減益 経常利益は前年同期比23.3%減

株式会社ファンケルは、2025年3月期第2四半期の連結業績(2024年4月1日~2024年9月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :521億9900万円(前年同期比 3.5%減)
営業利益  :47億4200万円( 同 21.7%減)
経常利益  :48億7800万円( 同 23.3%減)
中間純利益 :25億5000万円( 同 40.9%減)
 
同中間連結会計期間の売上高は、主力の化粧品関連事業、栄養補助食品関連事業が減収となり、全体では521億9900万円(前年同期比3.5%減)となった。営業利益は、広告宣伝費等において効果的な経費の使用に努めたものの、減収により売上総利益が減少し、47億4200万円(同21.7%減)だった。経常利益は48億7800万円(同23.3%減)、中間純利益は25億5000万円(同40.9%増)となっている。
 
セグメント別に見ると、化粧品関連事業の国内は、ファンケル化粧品において一部製品が前期第4四半期連結会計期間に需要が前倒しになったことに加え、不採算店舗の閉鎖の影響などがあったものの、アテニア化粧品において主力の「スキンクリア クレンズ オイル」やリニューアルした基礎スキンケア「プリマモイスト」が好調に推移し、前年同期と同水準となった。
 
海外は、ファンケル化粧品の前期第4四半期連結会計期間の出荷が多かった反動や、アテニア化粧品の中国向け越境ECが振るわなかったことから減収となっている。
 
これらの結果、化粧品関連事業全体の売上高は292億6100万円(同2.1%減)となった。また、減収により売上総利益が減少したことに加え、情報誌のリニューアルにより販売促進費が増加したことなどにより、営業利益は34億3300万円(同15.4%減)だった。
 
栄養補助食品関連事業は、国内は他社の紅麹問題による影響の長期化で、生活習慣対策サプリメントを中心に振るわなかったことに加え、不採算店舗の閉鎖の影響などもあり、売上高が197億8000万円で前年同期比7.5%の減収となった。営業利益は、広告宣伝費等において効果的な経費の使用に努めたものの、減収により売上総利益が減少したことなどにより、22億400万円(前年同期比25.0%減)となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120241031507723.pdf