ティーライフ、2024年7月期3Q決算は減収減益 卸売事業、プロパティ事業は売上伸長も小売事業(通信販売)の減少分を補えず

ティーライフ株式会社は、2024年7月期第3四半期の連結業績(2023年8月1日~2024年4月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :97億7400万円(前年同期比 1.2%減)
営業利益  :3億3500万円( 同 34.2%減)
経常利益  :3億4100万円( 同 34.1%減)
四半期純利益:2億円( 同 42.5%減)
 
同四半期における売上高は、卸売事業、プロパティ事業は売上伸長したものの小売事業の減少分を補えず前年同期比で減少、損益面でも、仕入価格や配送コストの上昇、海外展開への投資の影響から営業利益・経常利益・四半期純利益のいずれも前年同期比で減少となった。

セグメント別の業績を見ると卸売事業は、店舗向け卸販売においては、暖冬の影響から季節商品の販売が伸び悩んだものの、テレビショッピングにおける健康・美容関連商品の販売が好調に伸長。同事業の売上高は55億2600万円(前年同期比3.7%増)、セグメント利益は4億2100万円(同1.2%増)となっている。
 
小売事業では、EC領域でLINE・SNSの活用を中心に販売促進を拡充するとともに、顧客開拓のクリエイティブの見直しに努めた。しかしながら、競争が激化しているECモールでの集客に苦戦し、売上高は35億5400万円(同8.2%減)となった。また利益面は、仕入価格と配送費の上昇、海外への先行投資の影響により、セグメント損失2億2400万円(前年同期は3200万円のセグメント損失)だった。
 
このほかプロパティ事業は売上高6億9300万円(同0.7%増)、セグメント利益1億3200万円(同8.8%減)で増収減益となった。
なお、いずれの事業も売上高はセグメント間取引の調整後の数値、セグメント利益及び損失はセグメント間取引の調整前の数値となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240521502350.pdf