ファンデリー、2024年3月期3Q決算は増益 経常利益は前年同期比1750%増

株式会社ファンデリーは、2024年3月期第3四半期の業績(2023年4月1日~2023年12月31日)を発表した。
 
【経営成績(累計)】
売上高    :20億2400万円(前年同期比 6.2%減)
営業利益   :5500万円( 同 52.3%増)
経常利益   :2200万円(前年同期 100万円)
四半期純利益 :2100万円( 同 0万円)
 
MFD事業においては、定期購入サービスである「栄養士おまかせ定期便」の利用者拡大及び健康食通販カタログ『ミールタイム』『ミールタイム ファーマ』の紹介ネットワーク拡大を軸に、新規・定期購入顧客数の拡大に努めた。

また、認知度の向上や顧客獲得のため、季節ごとの商品入れ替えや、同社の管理栄養士・栄養士による食事相談サポート付き「私のおせち」の販売、紹介ネットワークの管理栄養士・栄養士に向けた「ミールタイム栄養士スキルアップセミナー」の実施、健康食宅配サービス『ミールタイム』の通販サイトのリニューアル等を行った。

このほか、医療機関への営業活動を本社・大阪支社・神奈川支社の3拠点体制で実施し、紹介ネットワークの拡大と深耕を通じて新規顧客の獲得に努めるとともに、同社の管理栄養士・栄養士が顧客の疾病、制限数値、嗜好に合わせて食事を選び定期購入できるサービス「栄養士おまかせ定期便」への積極的な移行を中心として販売に注力した。しかしながら、医療機関を中心とした紹介ネットワークからの新規顧客が減少したことによる売上高の減少、新卒・中途社員の採用に伴う人件費の増加、資源価格の上昇に伴うカタログ制作費用の増加等により、前年同四半期比で収益が悪化した。

同事業の売上高は15億9614万円(前年同期比8.5%減)、セグメント利益(営業利益)は2億5576万円(同32.2%減)となっている。
 
CID事業においては、旬や国産の食材にこだわった冷凍食品を埼玉工場で製造し、WEBサイトを通じて販売するサービス『旬をすぐに』を展開。駅構内での広告掲出や他社とのコラボレーションの実施等により、サービス認知度の向上、サービス内容の改善及び新規顧客の獲得に努めた。また、新規顧客の獲得及び販売数拡大のため、高品質・高価格の製品ラインナップを充実させるとともに、JAとのコラボレーションで日本各地の特産野菜を使用したメニューを発売するなどの施策を実施した。

この結果、損益分岐点には達していないものの、各種プロモーションやセグメント間取引により前年同期の販売数を上回ったことから、前年同期比で収益が改善。同事業の売上高(セグメント間の内部売上高を含む)は1億9267万円(同73.9%増)、セグメント損失(営業損失)は2億2929万円(前年同四半期は営業損失3億3139万円)となっている。
 
マーケティング事業では、健康食通販カタログ『ミールタイム』『ミールタイム ファーマ』の2誌に掲載する広告枠の販売並びに『ミールタイム』の紹介ネットワークを活用した業務受託における新規クライアントの開拓及び既存クライアントからの複数案件の獲得に努めた。この結果、同事業の売上高は3億4361万円(同13.2%増)、セグメント利益(営業利益)は2億4462万円(同13.9%増)となった。

■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240131522627.pdf