ファンケル、2024年3月2Q決算は増収増益 経常利益52.3%増など利益面が大幅に伸長

株式会社ファンケルは、2024年3月期第2四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年9月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :540億7700万円(前年同期比 6.8%増)
営業利益   :60億5700万円( 同 80.8%増)
経常利益   :63億6200万円( 同 52.3%増)
四半期純利益 :43億1600万円( 同 62.6%増)
 
同四半期の売上高は、主力の化粧品関連事業、栄養補助食品関連事業が増収となり、全体では540億7700万円(前年同期比6.8%増)となった。利益面は、増収により売上総利益が増加したことに加え、広告宣伝費等において効果的な経費の使用に努めたことなどから、営業利益は60億5700万円(同80.8%増)で、経常利益は63億6200万円(同52.3%増)、四半期純利益は43億1600万円(同62.6%増)となっている。
 
セグメント別に見ると、化粧品関連事業の主力であるファンケル化粧品は、今春発売した基礎スキンケアの「ブライトニング」や「マイルドクレンジングオイル〈ブラック&スムース〉」、スペシャルケアの「コアエフェクター」などが好調に推移、売上高は214億3100万円(同2.5%増)だった。

その他、アテニア化粧品は、外部通販の伸長に加え、中国向け越境ECが好調で76億7500万円(同13.8%増)、boscia(ボウシャ)は、リアル店舗向けの卸販売が振るわず、3億5800万円(同10.1%減)の売上高だった。

これらの結果、化粧品関連事業全体の売上高は同4.2%増の298億8600万円となった。同事業内における通信販売の売上高は160億3300万円で前年同期比5.0%増となっている。なお、営業利益は40億5600万円(同49.0%増)だった。
 
栄養補助食品関連事業は、広告を強化した「大人のカロリミット」や、「年代別サプリメント」が好調に推移したことに加え、中国向け越境ECの伸長により、増収となった。同事業内における通信販売の売上高は94億1600万円で前年同期比7.1%増となっている。
これらの結果、栄養補助食品関連事業全体の売上高は前年同期期比13.4%増の213億9400万円、営業利益は29億3800万円(同109.2%増)となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120231030575002.pdf