SBSホールディングス、2023年12月期2Q決算は増収増益 物流不動産の流動化により大幅増益

SBSホールディングス株式会社は、2023年12月期第2四半期の連結業績(2023年1月1日~2023年6月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :2226億6600万円(前年同期比 2.7%増)
営業利益   :142億4200万円( 同 70.7%増)
経常利益   :143億4900万円( 同 74.0%増)
四半期純利益 :81億8600万円( 同 331.9%増)
 
主力の物流事業では、既存顧客との取引拡大に加え、高い物流機能を求める新規顧客の獲得や、EC物流の需要取り込み等に注力。3PL、4PLビジネスの獲得や、EC物流の需要拡大に応えるべくスタートした新サービス「EC物流お任せくん」の展開など、積極的な対応を実施した。しかしながら、企業間物流における海外事業の運賃下落や物量減、家電・半導体等の取扱量減少の影響等により、同四半期の事業売上高は前年同期より61億700万円減の2055億5100万円、営業利益は同11億4200万円減の64億9600万円となった。
 
不動産事業の開発事業では、グループの3PL、4PL事業を推進するため、顧客の物流ニーズに合った大型倉庫の土地の取得から建設までを一貫して実施。同事業の賃貸事業では、グループで保有する倉庫、オフィスビル、レジデンス等から賃貸収益を得ている。
 
また同社は、将来の投資に向け物流不動産を流動化して資金を回収しており、流動化に伴い計上する収益は不動産事業に含めている。前連結会計年度では第4四半期に実施したこの物流不動産の流動化を、今年度は第1四半期に実施。横浜金沢物流センター(横浜市)の信託受益権の一部譲渡ならびに東扇島倉庫(神奈川県川崎市)の譲渡を実施したこと等により、事業売上高は前年同期より115億8900万円増の126億1100万円、営業利益は同68億4500万円増の73億7400万円と大幅に増加した。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230809537932.pdf