ファンデリー、2024年3月期1Q決算を発表 利益面はいずれもマイナスながら赤字幅は縮小
株式会社ファンデリーは、2024年3月期第1四半期の業績(2023年4月1日~2023年6月30日)を発表した。
【経営成績(累計)】
売上高 :6億8000万円(前年同期比 1.0%増)
営業利益 :マイナス300万円(前年同期 マイナス1700万円)
経常利益 :マイナス1400万円( 同 マイナス2800万円)
四半期純利益 :マイナス1400万円( 同 マイナス2800万円)
MFD事業においては、定期購入サービスである「栄養士おまかせ定期便」の利用者拡大及び健康食通販カタログ『ミールタイム』『ミールタイム ファーマ』の紹介ネットワーク拡大を軸に推し進め、新規・定期購入顧客数の拡大に努めた。
また、認知度の向上や顧客獲得のため、季節ごとの商品入れ替えや、たんぱく質と特定栄養素を補給可能な『パワーアップ食』の商品数の拡充、紹介ネットワークの管理栄養士・栄養士に向けた「ミールタイム栄養士スキルアップセミナー」の実施等を行った。
このほか、医療機関への営業活動を本社・大阪支社・神奈川支社の3拠点体制で実施し、販売に注力したが、医療機関を中心とした紹介ネットワークからの新規顧客が減少したことから、前年同四半期比で収益が悪化した。この結果、同事業の売上高は5億3122万円(前年同四半期比6.6%減)、セグメント利益(営業利益)は9118万円(同16.6%減)となっている。
CID事業においては、旬や国産の食材にこだわった冷凍食品を埼玉工場で製造し、WEBサイトを通じて販売するサービス『旬をすぐに』を展開。他社とのコラボレーションの実施等により、製品品質の向上、サービス認知度の向上及び新規顧客の獲得に努めた。また、新規顧客の獲得及び販売数拡大のため、高品質・高価格の製品ラインナップを充実させるとともに、JAとのコラボレーションで日本各地の特産野菜を使用したメニューを発売するなどの施策を実施した。
この結果、同事業の売上高(セグメント間の内部売上高を含む)は7222万円(同74.1%増)、セグメント損失(営業損失)は9946万円(前年同四半期は営業損失1億214万円)で、損益分岐点には達していないものの、前年同四半期比で収益が改善した。
マーケティング事業では、健康食通販カタログ『ミールタイム』『ミールタイム ファーマ』の2誌に掲載する広告枠の販売並びに『ミールタイム』の紹介ネットワークを活用した業務受託における新規クライアントの開拓及び既存クライアントからの複数案件の獲得に努めた。業務委託においては、新規案件及び既存案件の獲得数が増加したため、前年同四半期比で大幅に収益が改善し、同事業の売上高は1億2264万円(同92.8%増)、セグメント利益(営業利益)は8255万円(同89.9%増)となった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230728529526.pdf