ハピネス・アンド・ディ、2023年8月期2Q決算を発表 物価高騰や人件費・光熱費上昇の影響を受け純利益は赤字に
株式会社ハピネス・アンド・ディは、2023年8月期第2四半期の連結業績(2022年9月1日~2023年2月28日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :67億8600万円
営業利益 :2800万円
経常利益 :1600万円
四半期純利益 :マイナス4800万円
※2023年8月期第2四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、2022年8月期2第四半期の数値及び対前年同四半期増減率は記載なし
同社単体では、アプリと社内システムの連携を図るDX投資、外訪型・在宅型のセールスセンター構築へ向けた人材投資、プライベートブランド商品の開発パイプライン構築、オンラインとオフラインを融合させたOMO型店舗の準備、事業の成長とサステナビリティの融合を目指した社会貢献への取組み等を推進してきた。
DX投資の具体的な内容としては、店舗DXの中心となる社内システムが全店で稼働。これにより顧客のスマートフォンアプリを店内ビーコンが検知することで、同社CRMにおいて統合された顧客それぞれの購買履歴等の確認が容易となり、その場の顧客それぞれにカスタマイズされた接客・商品提案等が可能となった。
宝飾部門の強化策として、2022年12月にジュエリーの都市型店舗展開で強いブランド力を有する株式会社AbHeriを100%連結子会社化し、事業領域の拡大も図っている。
同第2四半期の業績面は、同社単体では年末年始商戦において諸物価の急激な高騰と重なり、インポートブランド商品の価格上昇にも影響を受けたことで販売に苦戦したものの、AbHeriは堅調に推移した。販売費及び一般管理費は、人材投資の積極化により人件費が増加したほか店舗光熱費の上昇が想定を上回る結果となった。
これらの結果、同第2四半期は売上高67億8657万円、営業利益2875万円、経常利益1651万円、四半期純損失4876万円となっている。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230412545731.pdf