ADK MS、テレビ画面の使われ方に関する分析を発表 2022年「ADK生活者総合調査」データを分析

株式会社ADKマーケティング・ソリューションズは、「テレビ画面の使われ方」に関するレポートを発表した。2008年より行っているオリジナル調査「ADK生活者総合調査」の2022年分を分析した内容となっている。
 
関東 (東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・群馬県・栃木県・茨城県)、関西 (大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県)に住む15~79歳の男女16,196人が回答している。調査期間は2022年5月17日~6月6日。
 
まず全体的に、放送は高齢層中心に、配信は若年層を中心に利用されている。世代差を見ると、一般的に大卒社会人デビューとされる22歳を境に、放送を“週1日以上利用する人”が増加するが、27歳以下を見ると、放送・インターネット配信を問わず“週1日以上の利用なし”という層も1割以上存在していた。

 
「テレビ画面上で週1回以上利用しているサービス」を聞くと、YouTubeはじめ一部のサービスの利用率が、BS・CS・CATV放送に並ぶものが出始めている。10代だと、男女ともにYouTubeの利用がBS・CS・CATV放送を大きく上回り、40%を超える。Amazonプライム・ビデオでも、ほぼBS・CS・CATV放送に並ぶ。

 
20~34歳でもYouTubeの利用はBS・CS・CATV放送を大きく上回り、45%超。さらにAmazonプライム・ビデオもBS・CS・CATV放送を超え、20%前後に達する。

 
地上波テレビ放送の視聴時間と、各サービス利用の関係を見ると、YouTube、Netflix、Amazonプライム・ビデオの利用者では、地上波テレビ放送の視聴時間が「30分未満+週1日以上の視聴なし」の層が2割以上を占めている一方、TVerは地上波を2時間以上見る層が半数近くだった。
 
 
■リリース
https://www.adkms.jp/news/20230213-report/
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