ティーライフ、2023年7月期1Q決算は増収減益 円安の影響による原価率の上昇が響く

ティーライフ株式会社は、2023年7月期第1四半期の連結業績(2022年8月1日~2022年10月31日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高  :31億5000万円(前期比 10.0%増)
営業利益 :1億3600万円( 同 35.8%減)
経常利益 :1億4400万円( 同 33.2%減)
当期純利益:9600万円( 同 32.2%減)

小売事業では、自社アプリ利用者拡大やLINE・SNSの活用など、EC領域を中心に販売促進を拡充。デジタルシフトを推進することで顧客のの利便性向上に取り組んだ。また、カタログ媒体は顧客ロイヤリティに合わせた販促や、新規顧客開拓のクリエイティブの見直しを実施したものの、顧客数の減少により苦戦。ECモールでは、円安の影響などから原価率が上昇したことや、育児関連商品を中心に、参入企業の増加による競争激化が進み、それに伴う広告費の投下が利益を圧迫した。これらの結果、売上高は12億1200万円(前年同期比6.7%減)となり、セグメント損失は4700万円(前年同期は1400万円の損失)となった。
卸売事業は、テレビショッピングにおける美容・健康関連商品の販売、実店舗販売いずれも好調で売上が伸長したが、円安の影響などから原価率が上昇し、利益面では伸び悩んだ。この結果、増収減益となっている。プロパティ事業も増収減益だった。
なお、いずれの事業も売上高はセグメント間取引の調整後の数値、セグメント利益及び損失はセグメント間取引の調整前の数値となっている。

■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120221111564492.pdf