ダイドーグループHD、2023年1月期3Q決算を発表 国内飲料事業は価格改定を実施したほかサプリメント通販にも注力

ダイドーグループホールディングス株式会社は、2023年1月期第3四半期の連結業績(2022年1月21日~2022年10月20日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :1246億4000万円(─)
営業利益  :23億2600万円(前年同期比 55.7%減)
経常利益  :26億300万円( 同 56.5%減)
四半期純利益:7億3600万円( 同 81.2%減)

※2023年1月期より会計基準を変更しており、売上高に大きな影響が生じるため、売上高の増減率は記載なし。前期までの会計基準で試算した場合、売上高は6.5%の増加となる

主力事業の国内飲料事業では、顧客志向営業の成果により自販機設置台数が引き続き増加したほか、2022年5月には全営業所においてスマート・オペレーションの展開を完了した。しかしながら、円安によるコーヒー豆の調達価格の高騰が収益面に影響するなど、原価は今後も高止まりが継続することが見込まれる。このため、2022年10月より価格を改定するなどし、収益構造の適正化を図っている。このほか同社は、2022年9月アサヒ飲料との自販機事業に関する業務提携契約を締結。2023年1月の新会社設立を含め、今後の事業展開を着実に進めていくという。

また、同社は2026年までの中期経営計画の3つの基本方針のうちのひとつとして、非飲料領域の強化・育成を掲げている。その中でも、主力商品の「ロコモプロ」が一定の地位を確立している国内飲料事業のサプリメント通販に関しては、「定期顧客の継続的な獲得と満足度の向上」「素材とともに配合も考えた商品開発」「事業戦略に合わせたフルフィルメント機能の進化」などの戦略により、2026年度までにアクティブ定期顧客数を2021年度比2.1倍にすることを目指す。

■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120221128571386.pdf
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120221128571451.pdf