オプト、電子書籍のパピレスと資本・業務提携 電子書籍事業分野での協業開始

インターネット広告の株式会社オプトは、電子書籍配信サービスを手掛ける株式会社パピレスと資本・業務提携し、電子書籍事業分野での協業を開始、主力のネット広告配信に加え、電子書籍の販売支援に乗り出す。

オプトは、パピレス株式を既存株主から平成21年9月30日に1652.5株取得。
これにより、オプトの議決権の総数は11275個、議決権の総数に対する割合は、14.65%となる。

オプトは、広告配信システム「ADPLAN DS」(アドプラン ディーエス)を提供している大手出版社を中心とした約140 社に対して、パピレスが運営するオンライン電子書籍配信サービス「電子書店パピレス」でのコンテンツ配信を呼びかける。
一方、パピレスも既存の取引先にオプトの広告システムを売り込む。

さらに「電子書店パピレス」へのオプトの広告やコンテンツ配信技術を盛り込み、サイトの集客力や利便性を高める。
「電子書店パピレス」は現在、14 万冊のコンテンツ配信実績を有している。

インターネットの普及にともない、出版業界ではコンテンツのネットメディア化やネット配信などへの取り組みを強化している。
オプトおよびパピレスでは、今回のサービス連携により、電子書籍事業分野において広告やコンテンツ配信を中心とした有益なサービス提供が可能になるとみている。