カゴメ、2022年3Q決算は増収減益 サプリメントが好調で通販の収益は増加

カゴメ株式会社は、2022年12月期第3四半期の連結業績(2022年1月1日~2022年9月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上収益  :1506億700万円(前年同期比 6.2%増)
事業利益  :98億8500万円( 同 16.5%減)
営業利益  :101億900万円( 同 13.4%減)
四半期利益 :66億1500万円( 同 15.9%減)
四半期包括利益 :155億9400万円( 同 39.3%増)

当第3四半期は、新型コロナウイルス感染症や、地政学リスクの高まりにより、事業を取り巻く環境が大きく変化。主に国際事業が円安や米国外食需要の回復などにより売上収益は増収となった。一方で、価格改定を上回る原料価格の高騰や販売促進費の積極的投下により、事業利益(売上収益から売上原価並びに販売費および一般管理費を控除し、持分法による投資損益を加えた、経常的な事業の業績を測る利益指標)は減益となった。
主な事業セグメントである国内加工食品事業の売上収益は、前年同期比0.3%増の1027億3700万円、事業利益は、前年同期比19.4%減の88億7900万円だった。
そのうち通販カテゴリは、広告宣伝の顧客獲得効率低下により野菜飲料が前年を下回ったものの、サプリメントが好調に推移したことにより、売上収益は前年同期比0.2%増の98億4900万円、事業利益は広告宣伝費の増加により、前年同期比0.6%減の9億4400万円となった。