ウイルコホールディングス、2021年10月期3Q決算は売上高減少も利益は黒字に転換

株式会社ウイルコホールディングスは、2021年10月期第3四半期の連結業績(2020年11月1日~2021年7月31日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :82億200万円(前年同期比 7.1%減)
営業利益   :2億8900万円(前年 マイナス2億1600万円)
経常利益   :2億9900万円( 同 マイナス2億2600万円)
四半期純利益 :1億8300万円( 同 マイナス1億500万円)

情報・印刷事業では、新型コロナウイルス感染拡大防止策としての飲食店に対する酒類提供や営業時間の短縮・各種イベントの縮小や観客数の制限・旅行等の外出自粛要請の継続等による集客・告知用のチラシの受注量の減少、広告出稿量の減少を受けてのフリーペーパー発行数の見直しによる印刷需要の減少等の影響を大きく受けた。ECサイトからの受注増や、ネットを利用した印刷発注システムの導入により、デジタル印刷の受注は堅調に推移したものの、印刷需要全体の落ち込みをカバーするまでには至らず、セグメント売上高は前年同期比3.8%減。一方で、人件費を含めたコスト削減を進めるとともに、内製化を積極的に推進して生産効率を向上させ、セグメント利益は前年同期比452.5%増となった。
メディア事業では、株式会社関西ぱど・株式会社アクティの全株式を譲渡して両社が連結の範囲から外れたことにより、セグメント売上高は前年同期比66.6%減、セグメント利益は1000万円の損失(前年同期は3500万円の損失)となった。
知育事業では、幼稚園・保育園向けに、従来商品に加えて新型コロナウイルス感染防止関連商品の紹介を行うとともに、新たにダイレクトメールやECサイトによる販売に注力。在庫整理および各種経費の見直しを行ってコスト削減を図り、セグメント売上高は前年同期比6.3%増、セグメント利益は2400万円(前年同期は800万円の損失)だった。