DNP、アドインテと資本業務提携 ストアDXにおける広告・マーケティング事業を強化

大日本印刷株式会社(以下DNP)は、メーカーや流通向けのデジタルトランスフォーメーション(DX)支援やOMOマーケティング、リテールメディアの開発・運用を行う株式会社アドインテと資本業務提携したことを発表した
同提携により両社は、店頭でのセールスプロモーションに関する広告・マーケティング事業を強化し、店舗のDX支援と生活者に新たな買い物体験を提供する「ストアDX」に注力することで、付加価値の高いサービスを提供していきたい、としている。
主な役割として、DNPはメーカーや流通企業に対する最適なマーケティングプランの作成、店頭での効果的な販促を実現する空間設計、電子棚札と連動させた新たな什器・サービスの開発や、配信機器の調達・設置、広告コンテンツの制作、店舗の巡回等を行うラウンダー業務などを行い、アドインテは購買行動データの蓄積・統合・分析を行うプラットフォームと、スマートフォン利用者のリアルな行動情報・位置情報を計測できる独自開発の「アドインテAI Beacon(特許取得済)」、及びID-POSを連動させることによる店頭デジタルサイネージや生活者のスマートフォン・SNS・Webサイトへの広告配信などを担当する。
具体的には、リアルな店舗が生活者に情報を伝える「メディア」としての価値を持つと捉え、非対面でも店舗内のさまざまな場所で生活者が求める商品・サービスに出会える「場」としての価値を高めるほか、店内での行動履歴の分析に基づいた売場の改善提案なども実施。また、店内での生活者の購買行動に基づいてカスタマイズしたコンテンツを、店内・店外で配信することで、生活者と各企業とのコミュニケーションを深める。