アマナ、2020年12月期通期の予想を確定 経費削減を推進しつつも大幅な損失発生の見込み
株式会社アマナは、2020年12月期通期の業績予想(2020年8月14日発表)について、未定としていた業績予想を発表した。
【2021年5月期通期 連結業績予想の修正(2020年1月1日~2020年12月31日)】
売上高 :170億0000万円(前回発表 未定)
営業利益 :マイナス17億5000万円( 同 未定)
経常利益 :マイナス18億0000万円( 同 未定)
当期純利益 :マイナス28億0000万円( 同 未定)
新型コロナウイルス感染症にかかる雇用調整助成金等の支給申請の実施により、助成金収入7500万円を営業外収益として計上した。
一方で、国内の受注高の推移では、緊急事態宣言が発令されていた第2四半期において前年同期比30%を超える減少を見せたが、第3四半期以降は前年同期比20%程度の減少で回復傾向を見せた。しかし、前期からの売上高減少は大きく、業績進捗を勘案した賞与の抑制や、業務委託費や活動諸費の見直しなど経費削減を推進しているが、累計期間における損失から膨らむことが予想された。
さらに、不適切な会計処理の判明により、特別調査委員会を設置し網羅的な調査を徹底してきたことに係る調査関連費用の計上も今後見込まれることから、大きな損失を想定している。