デジタルガレージ、平成21年6月期決算を発表 広告事業は赤字、ポータル/ブログ事業は好調

株式会社デジタルガレージは、平成21年6月期の決算を発表した。
売上高は前年比12.8%減の344億9900万円、営業利益は前年の赤字から9億8100万円の黒字、経常利益は前年の赤字から5億3700万円の黒字、当期純利益も同じく54億5000万円の黒字となった。

ソリューション事業では、不動産広告を中心とした広告代理店である連結子会社の株式会社DGコミュニケーションズが、不動産市場の不振や主要顧客の経営破たんなどで苦戦。
また、クロスメディアプロモーションのディージー・アンド・アイベックスカンパニーも、広告宣伝費削減の影響で苦戦が続いた。
その結果、売上高は対前年比で24.1%減、営業利益も同145.9%減となり5億2600万円の赤字となった。

一方で、ポータル/ブログ事業が好調。
連結子会社株式会社カカクコム及びその子会社において、購買支援サイト『価格.com』のみならず、レストランのクチコミサイト『食べログ.com』、旅行のクチコミサイト『フォートラベル』等複数のサイトが月間利用者数及びページビュー数を伸ばし、集客サポート業務、広告業務、販売サポート業務を主要な収益源として、引き続きセグメントを牽引。売上高は99億6900万円(対前年比28億5900万円増、同40.2%増)、営業利益は35億4200万円(対前年比21億2000万円増、同149.1%増)と大幅な増収増益となった。