ブランジスタ、未定だった2020年9月期通期業績予想を発表 前期比で減収減益に

株式会社ブランジスタは、2020年9月期通期の業績予想(2020年5月15日発表)について、修正数値を発表した。発表時点では、新型コロナの影響により算出困難のため、通期の連結業績予想は未定となっていた。今回第3四半期(4月~6月)の業績、現時点で入手可能な情報や予測等を踏まえ、業績予想を算定した。

【2020年9月期通期連結業績予想数値の修正(2019年10月1日~2020年9月30日)】
売上高   : 28億0000万円(前期連結実績 33億9400万円)
営業利益  : 0万円( 同 5億1800万円)
経常利益  : 400万円( 同 5億1300万円)
当期純利益 : マイナス4億0000万円( 同 6億3300万円)

第3四半期(4月~6月)については、電子雑誌のクライアントである宿泊施設・飲食店などが影響を受けたほか、直接訪問も困難な状況となり、売上高が減少した。新型コロナウイルス感染症の影響は少なくとも9月末までは続くものと想定しているが、第4四半期以降の業績は、緩やかに回復に向かうと予想しているという。そのうえで、通期予想を算出した。前期比では減収減益となっている。
また、連結子会社である株式会社CrowdLabについて、新型コロナウイルス感染症の拡大による外部環境が悪化したことにより、のれんの減損処理を実施し、特別損失3億6400万円を計上した。これにともない、CrowdLabに対する投融資等について評価を行った結果、株式の実質価額が著しく下落していることから、個別決算において減損処理を実施し、関係会社株式評価損4億9300万円を計上した。