東北新社、2021年1Q決算は減収で赤字に 広告プロダクションは売上半減、コンテンツプロダクションも打撃

株式会社東北新社は、2021年3月期第1四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年6月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :111億2200万円(前年同期比 20.5%減)
営業利益   :マイナス2億8100万円(前年 6億1000万円)
経常利益   :マイナス1億7400万円( 同 8億0000万円)
四半期純利益 :マイナス3億3600万円( 同 4億1400万円)

広告プロダクション事業は、CM制作部門において複数のTVCMの制作業務が延期・中止となり、売上高が前年同期に比べ49.2%減の28億9500万円。営業損失はマイナス9600万円(前年同期は5億2700万円の営業利益)と減収減益だった。
コンテンツプロダクション事業は、映像制作部門で社内の大型案件の売上があったが、音響字幕制作部門において制作本数が減少したこと、デジタルプロダクション部門にTV番組やTVCMの制作業務が延期・中止となったことにより、編集業務が大幅に減少した。そのため売上高が前年同期に比べ14.9%減の2,66100万円、営業損失はマイナス2億3500万円(前年同期は2億2500万円の営業利益)と、減収減益だった。
メディア事業の売上高は、一部の関連チャンネルがの資本再編、広告出稿の減少により、前年同期に比べ4.7%減の34億7600万円だったが、各種経費節減に努めた結果、営業利益は前年同期に比べ439.4%増の6200万円と減収増益だった。
プロパティ事業は、『牙狼<GARO>』関連の売上が増加したことにより、売上高が前年同期比34.6%増の22億6900万円だったが、配給において大型の作品販売が前年同期に比べて減少したことで、営業利益は前年同期に比べ31.6%減の1億1200万円と、増収減益だった。
物販事業は、スーパー部門が好調に推移し、売上高が前年同期比3.7%増の16億3900万円、営業利益が前年同期比248.0%増の2600万円と、増収増益だった。