マーケター・インサイト~デジタル時代の広告人として必要なこと~

広告人として成長するために、「学ぶ」ということを大切にしています。書籍などの座学だけでなく、あらゆる人との対話からも学ぶことは可能であり、意識を向けることで理解はさらに深まると感じています。

本コラムでは、この学ぶという行為を対談形式で実施したいと思います。毎回、学ぶことを貪欲に実践しているマーケターをお呼びし、彼らの思考のプロセスに触れることで自身が実践してきた理解や解釈に肉づけしていければと思います。

マーケターを広告に携わっている方に限定せずに、あらゆるジャンルの方と刺激的な話を展開します。

 

山口 大道

ご挨拶

2002年から広告業界に携わり、「変化したもの」と「変化しないもの」があるように思います。
「変化したもの」のほうが、圧倒的に多いですが、中でも自身も含めた生活者を取り巻く環境が大きく変わったと実感しています。インターネットの進展、ユーザー発信コンテンツの台頭、SNSの発展など枚挙にいとまがないと言えます。その影響を受けて、生活者の行動が変わったという議論があります。いったい何が変わったのか。私の解釈は生活者の行動自体が変わったのではなく、あらゆる情報を容易に手に入れることができるようになったことで、意思決定の際の判断する「モノサシ」が変わったように思っています。

一方で、「変化しないもの」は何か。それは、広告会社として果たすべき使命は、根本的に変わらないということです。今も昔も、生活者を動かすために、その動因は何かを追求し、価値を定義することと捉えております。加えて、生活者を取り巻く環境は変わっても、生活者の行動の本質は変わらないと思っています。論理的に行動するときもあれば、無意識に行動するときもあるでしょう。言葉になったり、ならなかったりする生活者の本音を理解すること、即ち「生活者理解」を追求することが広告人にとって最も重要だと思います。「変化したもの」に含まれるテクノロジーは、今まで明らかにすることができなかったことや、気づくことができなかった生活者の行動を明らかにしてくれるツールと捉えれば、そこから得られる知見や価値は膨大であり、刺激的な時代で仕事ができる喜びを感じています。

バックグラウンド

株式会社大広 東京アクティベーションデザインビジネスユニット カスタマープロモーション局デジタルプロモーショングループ

複数の広告会社での営業経験とマーケティング・プランナーとしての経験を経て、2015年12月より、株式会社大広に転職前職時代に注力したデジタル・マーケティング領域に関連する経験をベースにしながら、プロモーション業務に従事している。「生活者を動かすこと」をモットーとして、日々の業務に取り組んでいる。

寄稿:販促会議「これがプロの企画書だ!」寄稿など

主な実績(講演、受賞、著書など)

ad:tech関西2015 スピーカー
メディア企業主催のセミナー講師など

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