竹田印刷、主力の印刷事業が不調で増収ながら大幅な減益 2020年3Q決算

竹田印刷株式会社は、2020年3月期第3四半期の業績(2019年4月1日~2019年12月31日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :260億9300万円(前年同期比 1.0%増)
営業利益   :2億3400万円( 同 33.7%減)
経常利益   :3億1900万円( 同 25.7%減)
四半期純利益 :1億9300万円( 同 28.9%減)

印刷事業では、紙媒体が縮小するなかコスト削減に加え、システム構築、データ収集・分析、ロジスティクスサービス、事務局運営、各種BPO、販促イベント支援などへのビジネスモデルの転換に注力した。しかし商業印刷物の受注が伸び悩んだことに加え、原材料価格の高騰も重なり苦戦。米中貿易摩擦の激化による中国経済の減速により、電子部品市場が低調に推移したことで、半導体関連マスク事業も打撃を受け、セグメント売上高は170億2800万円(前年同期比1.7%減)、営業利益は6400万円(前年同期比74.9%減)と低調だった。
物販事業では、昨年秋の消費増税の駆け込み需要の反動を受けつつ、資材販売は引き続き堅調に推移。セグメント売上高は95億5500万円(前年同期比1.6%増)、営業利益は1億5600万円(前年同期比64.9%増)と好調だった。