2019年の動画広告市場は2,592億円で前年比41%増、2023年にはほぼ倍の5,065億円に達する見通し

株式会社サイバーエージェントの研究機関であるオンラインビデオ総研と株式会社デジタルインファクトは、国内動画広告の市場動向調査を共同で実施した。2019年9月~11月に、動画広告市場関係者へのヒアリングを行うとともに、調査データや公開情報の収集・分析を行った。
まず広告フォーマットにおいては、ソーシャルメディアを中心としたアウトストリーム型の動画広告の普及が一段と進展。動画コンテンツ内で再生されるインストリーム型の普及も進んだ。また、広告主が動画広告をより効率的に活用し、ユーザーとコミュニケーションを取るための広告配信手法や、広告効果を適切に計測するための環境が整備されたことで、高い水準で市場が成長。これにより、2019年の動画広告市場は、昨年対比141%の2,592億円に達する見通しとなった。モバイル動画広告需要は昨年対比147%の2,296億円にのぼり、動画広告需要全体の89%を占める。
今後、動画広告市場全体では、2020年に3,289億円、2023年には5,065億円に達すると予測されている。