トランス・コスモス、収益性改善により前年の3倍近い営業利益を計上 2020年2Q決算

トランス・コスモス株式会社は、2020年3月期第2四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年9月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :1519億4500万円(前年同期比 10.4%増)
営業利益   :45億6900万円( 同 185.6%増)
経常利益   :43億5900万円( 同 107.1%増)
四半期純利益 :33億5100万円( 同 36.0%減)

DECサービス領域では、LINEを活用したサービスの開発・展開を推進。また、機械学習を自動化する「Data Robot」を活用し、データ分析に基づく高精度なダイレクトメール付リスト作成業務の内製化と収益最大化を支援するサービスを開始した。
BPOサービス領域では、M&Aによりサービス体制を強化。東芝および東芝グループから、人事勤労業務、海外人事支援業務、産業保健支援業務などを受託する東芝ヒューマンアセットサービス株式会社の、事業分割にともなう新設会社の株式81.0%を取得することで合意した。また東芝ピーエム株式会社の株式80.5%を譲受することでも合意しており、東芝グループ向けの業務を拡大する計画だ。
海外では、中国において、中国子会社が「Alibabaデータバンク認証サービス企業」の認証を取得。ブランドデータバンクを活用した分析、マーケティングサービスを提供していく方針とのこと。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高が前年同期比10.4%の増収となり、収益性の改善などにより、営業利益・経常利益ともに前年の倍以上となった。一方、前年同期に計上していた「関係会社株式売却益」の減少により、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比36.0%減となっている。