東北新社、売上減ながら利益率改善で、前年の赤字益から黒字に回復 2020年1Q決算

株式会社東北新社は、2020年3月期第1四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年6月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :139億8200万円(前年同期比 1.9%減)
営業利益   :6億1000万円(前年 マイナス4600万円)
経常利益   :8億0000万円( 同 1億4300万円)
四半期純利益 :4億1400万円( 同 マイナス3500万円)

広告プロダクションは、CM制作部門の受注が減少する一方、利益率を改善。売上高は、前年同期に比べ5.4%減の57億0200万円となり、営業利益は前年同期に比べ16.2%増の5億6300万円だった。
コンテンツプロダクションの売上高は、デジタルプロダクション部門の事業再構築による費用減が寄与し、前年同期に比べ6.1%増の31億2800万円、営業利益は前年同期に比べ409.1%増の2億2500万円だった。
メディアの売上高は、前年同期にあった大型イベントが当第1四半期にはなかったことや、関連チャンネルの再編にともない売上が減少し、前年同期に比べ9.7%減の36億4700万円、営業損失は2400万円(前年同期は1200万円の営業損失)だった。
プロパティの売上高は、『牙狼<GARO>』関連の売上が増加したことに加え、前年同期の大型映画作品やアニメ作品の償却費等が、当第1四半期は発生しなかったことにより、前年同期に比べ20.4%増の16億8600万円、営業利益は1億6300万円(前年同期は2億6100万円の営業損失)だった。
物販の売上高は、業務用記録メディアの販売減少により前年同期に比べ2.6%減の15億8000万円だったが、各部門での利益率改善等により、営業利益は700万円(前年同期は200万円の営業損失)だった。