オプトHDの2019年2Q決算、海外子会社の売却・清算の影響で赤字益に 通期予想を下方修正

株式会社オプトホールディングは、2019年12月期第2四半期(2019年1月1日~2019年6月30日)の業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :416億9600万円(前年同期比 4.7%増)
営業利益   :マイナス1億2100万円(前年 10億8900万円)
経常利益   :マイナス1400万円( 同 8億4200万円)
四半期純利益 :マイナス3億5300万円( 同 11億7900万円)

マーケティング事業においては、ナショナルクライアントを中心とした大型の新規案件受注に注力してきたが、大手領域を中心に、既存顧客の一部で広告予算を縮小する動きが継続。新規獲得案件における競争環境も年初想定より厳しく、一部クライアント企業において粗利率が低下した。この結果、マーケティング事業の当第2四半期連結累計期間における売上高は、395億6700万円(前年同期間比3.8%減)、営業利益11億5900万円(前年同期間比44.0%減)となっている。
一方、金融投資領域において株式会社ライトアップが連結子会社から外れたことや海外子会社の売却および清算の影響等により、シナジー投資事業の当第2四半期連結累計期間における売上高は、21億3800万円(前年同期比20.8%減)、営業損失1億9000万円(前年同期は営業損失8100万円)で損失が拡大した。

また同社は、業績動向等を踏まえ、2019年12月期通期のマーケティング事業の業績予想(2019年2月7日発表)について、修正数値を発表した。

【2019年12月期通期 マーケティング事業の業績予想数値の修正(2019年1月1日~2019年12月31日)】
売上高 :865億0000万円(前回発表 935億0000万円)
EBIT  :29億5000万円( 同 50億0000万円)
EBITDA :34億5000万円( 同 55億5000万円)

コンペティションへの参加を通じたブランド広告主およびナショナルクライアントの新規大型顧客獲得により第3四半期以降の売上は2桁成長に回復すると見込む一方で、競争環境の激化により大型新規案件の収益性(売上総利益率)は既存案件と比べ低下すると想定し、修正を加えたとのこと。