セプテーニHD、本体は好調で売上増ながら関連会社の不調が響き赤字益に 2019年3Q決算

株式会社セプテーニ・ホールディングスは、2019年9月期第3四半期(2018年10月1日~2019年6月30日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
収益    :126億4800万円(前年同期比 9.7%増)
営業利益  :マイナス2億4400万円(前年 8億2600万円)
税引前利益 :マイナス5億3500万円( 同 12億3600万円)
四半期利益 :マイナス10億0900万円( 同 7億6800万円)

主力のネットマーケティング事業は、顧客数増や大型顧客との取引拡大により収益が順調に拡大。電通グループとの業務提携も計画通り進捗した。メディアコンテンツ事業も、マンガアプリ「GANMA!」を含む各事業の成長により大幅な増収となり、赤字幅が縮小した。一方、アクセルマーク株式会社を持分法適用関連会社から除外したことで、持分法による投資損失を当第2四半期連結会計期間に計上した。また海外連結子会社であるLion Digital Global LTDの事業計画が低調で、買収時に認識したのれんおよび事業用資産の減損損失18億1200万円を当第3四半期連結会計期間に計上することとなった。
これらの結果、収益は前年同四半期比9.7%増となったが、営業損失としてマイナス2億4400万円を計上。Non-GAAP営業利益は16億2400万円(前年同四半期比94.1%増)ながら、親会社の所有者に帰属する四半期損失はマイナス10億1400万円(前年同四半期は76800万円の利益)となった。