博報堂DYMPが「メディア定点調査」実施、総接触時間が過去最高の400分超え、

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所は、メディア環境の変化を探る「メディア定点調査」の最新結果を発表した。調査期間は2019年1月24日~2月8日で、15~69歳の男女2,507サンプル(東京614、大阪616、愛知643、高知634)から回答を得ている。
それによると、メディア総接触時間は411.6分(1日あたり/週平均)で昨年より15.6分増加。初の400分台で過去最高を記録している。分野別で見ると、「携帯/スマホ」は14.5分増の117.6分と大きく伸長。「テレビ」は9.9分増、「ラジオ」は0.8分増、「新聞」は0.7分増だった。一方「雑誌」は1.6分減、「タブレット端末」も1.1分減。昨年増加した「パソコン」は7.6分減と減少に転じた。
メディアイメージ42項目においても、「携帯/スマホ」は21項目で首位となり、全体の1/2を占めている。「知りたい情報が詳しく分かる」61.1%、「情報が幅広い」56.7%で「パソコン」を抜き1位。「楽しい情報が多い」55.8%、「身近な内容の情報が多い」50.4%で「テレビ」を抜いた。
一方で、生活者のメディア意識や行動も顕著に変化しており、「情報やコンテンツは無料で手に入るものだけで十分だ」は減少傾向に、「SNSは自分の暮らしに必要だ」「スマホを寝床に持ち込むことがある」は増加傾向にあった。