2018年の国内動画広告は市場規模1843億円に、昨年比で134%の成長 サイバーエージェント調べ

株式会社サイバーエージェントは、オンラインビデオ総研、株式会社デジタルインファクトと共同で、国内動画広告の市場動向調査を実施した。調査時期は2018年8月~10月で、インターネットを通して配信される動画広告の年間広告出稿額を推計し、市場規模予測を算出した。
それによると、2018年の動画広告市場は、前年に引き続き高い水準で成長を遂げており、昨年対比134%の1843億円となる見通しとなった。そのうちスマートフォン動画広告は1563億円と昨年対比143%の成長を遂げており、動画広告市場全体の85%に達した。
今後もスマートフォン動画広告が動画広告需要全体の成長をけん引。動画広告市場全体では、2020年には2900億円、2022年には4187億円に、2024年には4957億円に達する見込みとなっている。
広告商品別では、インストリーム広告およびインフィード広告が引き続き中心だったが、2018年は、各媒体の特性に応じた広告商品やフォーマットの多様化が進展したという。具体的には、大手SNSなど、従来インフィード動画広告を提供してきたサービスにおいて、新たにライブ配信コンテンツ向けのインストリーム動画広告の提供開始などが始まったほか、縦型フォーマットなど、ユーザーの動画視聴行動に適した商品開発が進んだ。