来年始めたいことは男性・金かせぎ/女性・体みがき、博報堂生活総研「2019年 生活気分」

博報堂生活総合研究所は、翌年の景況感などについて生活者にきいた「2019年 生活気分」を発表した。全国の20~69歳男女3,900人が予想を行った。同研究所では2015年から毎年秋に、同様の調査を実施している。
まず、「世の中の景気」(景況感)については、例年通り「変わらない」が過半数を占めている。一方、2016~2018年は「悪くなる」との予想は減少傾向だったが、2019年については増加に転じた。「悪くなる」予想の理由としては、「消費税率アップ」「好景気の実感のなさ」が多く挙げられた。「自分の家計」予想も「収入額が増加しない・減少」といった理由から「悪くなる」が増加している。
来年、世の中のことで「変わった」と感じることが、今年と比べて「多くなる」と予想した人は28.4%で、「少なくなる」の4.9%を大きく上回った。具体的項目では1位「異常気象・災害」、2位「新元号・平成の終わり」、3位「消費税などの増税」、4位「東京オリンピック・パラリンピックに向けた人や街の活気」などがあがっている。
2019年に「思い切って始めたいことがある」と答えた人は30.8%で、「思い切ってやめたいことがある」の20.6%を上回った。来年始めたいこととしては、「運動・体操・筋トレ」「貯蓄」「趣味・習い事」が上位。男女差が大きい項目では、男性は「副業」「投資・資産運用」といった「金かせぎ」、女性は「ダイエット・食事制限」「運動・体操・筋トレ」といった「体みがき」で、特に差が大きかった。