デジタルメディアが躍進、メディア総接触時間が過去最高の396分に 博報堂DYMP「メディア定点調査」2018

株式会社博報堂DYメディアパートナーズメディア環境研究所は、2018年の「メディア定点調査」の結果を発表した。
「メディア定点調査」は、「テレビ」「ラジオ」「新聞」「雑誌」「パソコン」「タブレット端末」「携帯電話/スマートフォン」の7メディアを対象に、生活者のメディア接触の現状を調査・分析するもの。2006年から毎年実施されており今年で13年め。今回は、東京都、大阪府、愛知県、高知県に住む15~69歳の男女2,513サンプル(東京641、大阪627、愛知627、高知618)から回答を得た(調査時期:2018年1月25日~2月9日)。
2017年は、「タブレット端末」を除く6メディアの接触時間がすべて減少するなど、1日当たりのメディア総接触時間に減少傾向が見られたが、2018年年は、デジタルメディア(「パソコン」「携帯電話/スマートフォン」「タブレット端末」の合計)の接触時間が増加したことで、過去最高のメディア総接触時間396.0分(1日あたり/週平均)を記録した。
デジタルメディアについては、「携帯電話/スマートフォン」の接触時間が103.1分と初めて100分を超えた。また「パソコン」が7年振りに増加して66.6分となった。全体に占めるシェアは50.4%になり、調査開始以来、初めて過半数に達した。
メディアイメージでは、「仲間との話題に必要」「習慣」「役立つ」など全42項目中、17項目で「携帯電話/スマートフォン」が首位となり、全メディアの中で最多となっている。