共立印刷、2018年3月期決算はほぼ昨年と同水準 チラシ・カタログ類の受注減を新規案件でカバー

共立印刷株式会社は、2018年3月期(2017年4月1日~2018年3月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :484億2800万円(前年比 0.3%減)
営業利益  :22億3700万円( 同 5.1%減)
経常利益  :21億2400万円( 同 1.3%増)
当期純利益 :14億7900万円( 同 6.2%増)

第2四半期に個人情報関連の印刷媒体を専門で扱う情報物流出力センターを新設し、ダイレクトメールやポスティング媒体を使用した販促ツールなどの受注拡大に努めた。また子会社では、コミック類の電子媒体作成や、ドラッグストアに特化した紙面制作フローの提案といった拡販活動に取り組んだ。
商業印刷については、既存の折込チラシやカタログ類の受注量が減少したが、健康食品関連のダイレクトメールや新聞折込チラシを新規に獲得するとともに、量販店のポスティング媒体を受注したこと等により、売上高は、368億8500万円(1.6%増収)となった。
一方、出版印刷については、フリーマガジンの受注量増加に加えて、子会社の電子書籍関連媒体の受注量が増加したが、情報誌等の雑誌類が全般的に受注減少したこと等により、売上高は、104億400万円(6.2%減収)となった。
その他売上については、子会社の商品卸業の売上高が減少したこと等により、売上高は、11億3800万円(1.9%減収)となった。