プラップジャパン、国内外の連結子会社が不調で減収減益に 2016年決算

株式会社プラップジャパンは、2016年8月期(2015年9月1日~2016年8月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績】
売上高  :54億1800万円(前年比 0.3%減)
営業利益 :6億5500万円( 同 11.9%減)
経常利益 :6億5000万円( 同 13.0%減)
当期純利益:3億7900万円( 同 2.9%減)

自社単体においては、前期並みの新規受注件数をリテナー・プロジェクトともに獲得し、増収。新興企業や海外広報強化を目指す企業・団体、外資企業・団体など、グローバル展開する新規クライアントを幅広く受注した。5月から本格稼働を始めた「中国/アジア・パシフィック地域向け広報・PR事業」も順調に受注が拡大。トレーニング部門においても、幅広く受注を得た。

国内の連結子会社においては、欧州関連団体の広報コンサルティング案件の契約満了、円高による海外クライアントの売上減などの影響を補うべく受注を増やしたが、海外クライアントを主軸とする2社において前期を下回る結果となり、国内連結子会社全体では、前期を下回った。中国の連結子会社も、景気減速懸念の広がりにより、期初から、日系企業全般におけるPRの予算縮小傾向が続くなどして、売上、利益ともに減少した。
これらの結果、最終的に売上は微減し、利益は2桁の減少となった。

新規リテナークライアントは、エネルギー関連、消費財、飲料、放送関連、金融、製薬、ネットサービス、サイト運営、IT、学校法人、公益財団法人、出版、健康食品、化粧品などを獲得。新規および既存クライアントのプロジェクト業務としては、育児用品、製薬、ヘルスケア、IT、不動産、自動車、食品、情報通信、輸送用機器、医療機器、アパレル、スポーツ用品、消費財、地方自治体、商業施設、宿泊関連事業などを獲得したとのこと。