フジ・メディアHD、ゲーム事業を分社し「フジゲームス」設立

株式会社フジ・メディア・ホールディングス(以下「FMH」)及び、株式会社フジテレビジョン(以下「フジテレビ」)は、ゲーム事業について簡易新設分割による分社を行い、2016年 4月 1日付にて株式会社フジゲームス(以下「フジゲームス」)を設立することを発表した。

同社グループのゲーム事業は、番組連動タイトルや PC 向けゲームを主軸に展開しているフジテレビのゲーム&インキュベーション事業部及び、株式会社フジ・スタートアップ・ベンチャーズ(以下、「FSV」)と株式会社 gumi との合弁で 2014 年 1 月に設立された、スマートフォン向けゲーム事業を行う株式会社 Fuji&gumiGames(以下、「FgG」)がその中核を担ってきた。

FgG のスマートフォン向けゲーム事業では、「ファントム オブ キル(2014 年 10 月リリース)」、「誰ガ為のアルケミスト(2016 年 1 月リリース)」が連続ヒットを記録し、さらに期待の大型タイトル「シノビナイトメア」のリリースを控えている。また、フジテレビのゲーム&インキュベーション事業部では、スマートフォン向けゲーム「ダービーロード presented by みんなの KEIBA」や PC 向けオンラインゲーム「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪横丁」「テルマエ・ロマエ ガチャ」などのタイトルが好調に推移している。

こうした取り組みを通じて、当社グループのゲーム事業は、その規模を着実に拡大してきたが、その市場環境は、今後も市場規模の拡大が期待される一方で、競争の激化、コンテンツのリッチ化による開発費の増加が続いている。このような状況に対応し、今後更なる成長を実現するために、当社グループのゲーム事業を統括する新会社を設立し、急激な市場環境の変化に即した意思決定、クリエイターの採用、第三者との提携・投資などを柔軟かつ機動的に行う体制を構築する必要があると判断し、フジゲームスを設立することとした。

フジゲームスの設立にあたっては、フジテレビのゲーム事業を速やかに移行するため、フジテレビは、資産負債、権利義務を包括的に承継することが可能な簡易新設分割を行い、一部事業を除くゲーム事業を承継する新会社をフジテレビ 100%子会社として設立。その後、フジテレビが保有するフジゲームス株式を、2016 年 5 月予定で FMH が取得する。
フジゲームスは、承継したフジテレビのゲーム事業の運営、新規スマートフォン向けゲームの企画・プロデュースに加え、ライツビジネス、インキュベーションビジネスなどゲーム周辺領域も含めた事業拡大を目指す。また、FSV が保有する FgG の全株式については、フジゲームスが取得し、子会社とすることにより、フジゲームスが当社グループのゲーム事業全体を統括していく。