トレンダーズ、海外の国別ユーザーリアクションの予測ツールを提供開始

トレンダーズ株式会社は、画像コンテンツへの海外ユーザーリアクションデータをもとに開発したアルゴリズムにより、国別のユーザーリアクション予測を可能とするインバウンドコンテンツマーケティングツールの提供を開始した。

訪日外国人観光客向けメディア「ZEKKEI Japan」では、プロカメラマンが撮影した多様な画像コンテンツを掲載しており、その数は1,700を超えている。トレンダーズはこの画像を保有している株式会社アフロとの連携により、全ての画像に複数のキーワードタグを
設定し海外ユーザーの国別に分析をすることで、コンテンツに対する国別のユーザーリアクション予測が可能となる独自のアルゴリズムを開発した。

例えば、「色」を表現するキーワードでは、香港では“オレンジ”、タイでは“ピンク”、台湾では“赤”へのユーザーリアクションが大きくなる傾向にある。設定キーワードは 3,000 以上あり、今後もコンテンツ増加に合わせて適宜拡充していく。

このアルゴリズムを活用することで、企業のインバウンドマーケティングでの WEB サイト・SNS・動画・店頭 POP など、あらゆる領域のコンテンツ制作においてターゲットとする国のユーザーリアクションを事前に予測・検証できるようになり、より効果的でエンゲージメントの高いコンテンツ制作が可能となる。また、このアルゴリズムはコンテンツ制作のみならず、コミュニケーション設計にも活用することができる。尚、現時点で対応しているのは台湾・香港・タイの 3 カ国となるが、データポイントの拡充に伴い対応国は順次増やしていくという。

また今後は、「ZEKKEI Japan」のオーディエンスデータから広告主に最適なターゲットユーザーを自動抽出するオーディエンスプロファイリングにより、高精度な海外向け広告のターゲティング配信を開始する予定。
国によって大きく異なる国民性や文化、日本に対する感情にどう対応するかは、企業のインバウンドマーケティングにおける大きな課題のひとつ。トレンダーズでは今後も、国別のユーザーリアクション予測とオーディエンスプロファイリングの活用により、より精度の高いインバウンドマーケティングを実現していくとのこと。