ニールセンとインテージ、合弁会社設立を合意

株式会社インテージとニールセン・カンパニー合同会社は、日本のクロスプラットフォーム領域における新たな広告効果測定ソリューション開発を目指し、両社合弁で株式会社インテージ・ニールセン デジタルメトリクス(以下:インテージ・ニールセン デジタルメトリクス)を設立することに合意した。

*クロスプラットフォーム領域での広告効果測定:
複数のメディアプラットフォームにおける、広告効果や視聴動向の測定を行うこと

今回の合意により、両社はデータ資産やノウハウを持ち寄り、日本のクロスプラットフォーム領域における広告キャンペーン効果についての知見を提供することができる。これにより、クライアントは広告活動を修正し、最適化することが可能となる。
広告や広告代理店業界では、クロスプラットフォームでの広告効果に対する知見への関心が高まっている。インテージではこうした市場環境変化に対応するため、i-SSP(インテージ・シングルソースパネル)を構築して顧客企業が広告投資の決定ができるよう、信頼の高いメトリクス(測定基準)を提供していく。

ニールセンは消費者の購買行動と視聴行動(「ウォッチ・アンド・バイ(Watch & Buy)」)を把握するために、包括的な消費者インサイトソリューションを提供している。ニールセンは、変化の途上にある日本の消費者のメディア視聴行動と購買行動をさらに明確にするため、世界レベルのソリューション開発ができるよう、先進技術やノウハウを導入する。

インテージ・ニールセン デジタルメトリクスは、第一弾サービスとして、すでにアメリカなど海外市場で定評のある、世界水準の広告効果測定ソリューションであるニールセン オンラインキャンペーンレイティングス(以下:OCR)を活用する。そして、OCRの日本市場導入に合わせ、OCRとインテージが保有するi-SSPデータを統合することでオンライン広告のリーチを性・年齢属性といった基本的な切り口だけでなく商品ブランド所有状況や商品購買意向、ライフスタイル、地域属性などの豊富な切り口で分析する新サービスや、オンライン広告の購買行動に対するインパクトやブランドスイッチ動向を分析するサービスなどを提供していく。

【株式会社インテージ・ニールセン デジタルメトリクスの概要】
正式名称: 株式会社インテージ・ニールセン デジタルメトリクス
英語名称: Nielsen-INTAGE DigitalMetrics Inc.
略称: INDIGIM(インディジム)
営業開始: 2015年4月1日 (予定)
経営陣:代表取締役社長(CEO)  一ノ瀬 裕幸
    代表取締役副社長(COO) 山田 康介