2014年上半期の店頭キャンペーン、キリンビールが実施数トップに 全体では前年比91%へ減少 パルディア調べ

株式会社パルディアは2014年度上半期(2014年4月1日~2014年9月30日)の店頭広告キャンペーン実施形態調査を発表した。同社が保有する店頭広告キャンペーンデータベースのキャン索からデータを抽出して集計を実施したもの。

■2014年度上半期の店頭広告キャンペーンの数は、2013年度上半期と比較し約91%へ減少。

2014年度上半期を対象とした調査結果(表1参照)ではキャンペーンの総件数は4,589件で、2013年度上半期の総件数5,042件から約91%に減少した。
キャンペーン数減少の内訳としては、流通タイアップキャンペーン・流通実施キャンペーンの減少傾向が顕著にみられた。

<キャンペーン数減少の背景>
・大手小売りチェーンによる経営統合・合併が進み、GMS・DGS・流通実施キャンペーンで減少傾向にあること。
・上述の経営統合・合併の流れを受け、特にトイレタリーメーカーで全国・エリアキャンペーン/流通タイアップキャンペーンが減少傾向にあること。
・プライベートブランドの台頭により、食品メーカーがブランドや流通を絞ってキャンペーンを実施している傾向があること。
などがキャンペーン数減少の背景として考えらるとしている。

表1キャンペーンの形態別比率

表2キャンペーンの形態別比率年度比較グラフ

表3キャンペーンの形態別月次件数比較グラフ

 

■2014年度上半期の店頭広告キャンペーン実施件数ランキングは、キリンビール株式会社がトップ。
今回の調査で1位となったのはキリンビール株式会社で、キャンペーン実施件数は217件(表4参照)。2013年度上半期と比較するとキャンペーン数が増加しており、2014年6月に実施された2014FIFAワールドカップの日本代表オフィシャルスポンサーであることが増加の背景として考えられる。2位は森永製菓株式会社で200件、3位は株式会社伊藤園で174件の結果となった。

表4メーカー×キャンペーン実施形態ランキング
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