大日本印刷、商品ブランドの育成提案するコンサルサービスを開始

大日本印刷株式会社は、生活者の評価にもとづき企業の商品ブランドの価値を捉える「ブランドキズナ診断」の新サービスとして、商品ブランドの育成を支援する『ブランドキズナ・コンサルティングサービス』を10月30日に開始した。

このサービスは、「ブランドキズナ診断」に特定のブランドの商品ラインアップを指す“ブランドライン”の状況を捉える新たな分析を加えて、顧客目線でのブランド戦略策定をサポートするもの。

DNPは、情報を自ら発信する生活者の増加に注目し、2008年より「ブランドキズナ診断」を提供している。「ブランドキズナ診断」は商品ブランドへの愛着度とその商品ブランドのカテゴリーに関する情報の受発信度合いによって、顧客を「コミュニケーション型」「習慣型」「比較購入型」「非計画型」に分類し、その割合などにより顧客とのコミュニケーションの状態を分析。また、「コミュニケーション型」の顧客が評価するブランドの価値を捉えることで、企業の商品ブランド育成に向けた課題や強みとなる価値の抽出を行っている。

○カテゴリー診断
アンケートを実施し、対象となる商品ブランドが属するカテゴリーの顧客を、上記の4タイプに分類。タイプ別のシェアのほか、各タイプの消費状況やニーズの違いをもとに、商品カテゴリーの市場環境を把握する。

○ブランド診断
対象となる商品ブランドを競合ブランドと比較し、ブランドキズナ分類で捉えるブランド・ポジショニングを明らかにすることで、ブランドが提供している価値を抽出します。さらに、顧客の評価にもとづく商品ブランドとブランドラインのポジショニングやコミットメントを比較し、ブランドとブランドラインの特徴や関係性を明確にする。

今回開始する「ブランドキズナ・コンサルティングサービス」は、「ブランドキズナ診断」を活用し、顧客目線でブランドの強みとして育成すべきブランドの価値を捉えるとともに、対象とするブランドの商品ラインアップである“ブランドライン”についても合わせてアンケートで捉えることで、ブランドラインごとの強みや役割を分析し、ブランド育成方針の策定を支援するサービス。

ブランドライン分析では、個々のブランドラインがブランド全体の価値の向上に貢献しているかや、ブランドの価値を拡げる役割を果たすブランドラインなど、さまざまな視点で今後注力すべきブランドラインを捉えていくことで、ブランド戦略策定の精度を高めていく。