DAC、データセクション社に出資 ソーシャルメディア・ビッグデータ領域強化

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社は、ソーシャルメディア情報の収集・分析で豊富な実績を持つデータセクション株式会社に出資を行ったと発表した。

ソーシャルメディアの、コミュニケーションツールとして急速に普及と、情報・通信環境整備による社会や生活のデジタル化の大きな進展、インターネットやスマートデバイスの普及、デジタルデバイスの処理速度・能力の向上、消費者によるソーシャルメディアを使った情報発信増大などに伴い、いわゆるビッグデータの量や活用範囲も急速に拡大している。

DACにおいても、DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)を中心としたオーディエンスデータの収集・分析・活用の強化を重点施策の一つとしており、現在は連結子会社である株式会社モデューロが、見込顧客の発見や既存顧客のロイヤルカスタマー化などの様々なマーケティング施策に活用できるDMP「AudienceOne®」を提供している。

一方、データセクション社は、2000年に創業し、ソーシャルメディアを軸とした事業を先駆的に実施・展開。ソーシャルメディアをはじめ、インターネット上に散らばるデータを大規模に収集・分析する技術とノウハウを強みとし、国内では最多種・最大量のデータを保持している。
主力商品は、ソーシャルメディアのモニタリング・分析を行うSaaS型ツール「Insight Intelligence」や、ソーシャルメディアデータ収集代行サービスで、東証一部上場企業を中心として数百社に及ぶ顧客リストと実績を有している。また、2013年6月にはアジア展開及び開発拠点として、ベトナムに子会社DATASECTION VIETNAM CO., LTDを設立し、グローバル展開も進めている。
DACは今後も高い成長が継続して見込めるソーシャルメディア・ビッグデータ領域において、更なる競争力の確保と、新しい事業機会創出のために、データセクションへの出資をすることに決定した。