乃村工藝社、原価低減の取り組みが奏功し利益増 14年2月期決算

株式会社乃村工藝社は4月8日、2014年2月期(2013年3月1日~2014年2月28日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :984億1000万円(前年比 2.9%減)
営業利益  :43億1300万円( 同 95.0%増)
経常利益  :43億8100万円( 同 83.8%増)
当期純利益 :18億4500万円( 同 48.5%増)

決算期変更により12.5か月決算となった前期との比較では、売上高がわずかに減少し、前期比2.9%減となった。また、利益面においては、事業構造改革費用等の特別損失の計上した。
一方で、採算を重視した受注の徹底や原価低減への取り組みなどが寄与し、営業利益は前期比95.0%増となり、最終的に純利益18億4500万円を確保した。

ディスプレイ事業に関しては、決算期を変更した前期との比較においては売上高はわずかに減少した。しかしながら、「第43回東京モーターショー2013」や「東京ゲームショウ2013」等の展示ブース、大手電機メーカーや住宅関連企業のショールームを手掛けた広報・販売促進市場のほか、ホテルやアミューズメント施設のリニューアル等を多数手掛けた余暇施設市場が堅調に売上高を伸ばすなか、採算を重視した受注の徹底などが寄与し、利益面におきましては前期の実績を大幅に上回ることができた。