タイで電車のラッピング広告、札幌市が「初音ミク」で観光PR

株式会社 弘亜社のタイ現地法人「弘亜社メディア(タイランド)」(資本金:5,000万バーツ、代表:大村 寿一郎)は、同社が、ADK北海道支社、及びASATSU THAILAND扱いで、札幌市より、エアポートレールリンクのシティライン(各駅停車)車体フルラッピング広告、及び車内広告ジャック掲出を受注し、運行を開始したことを発表した。

シティライン(3両1編成)の車体には、札幌で生まれたバーチャルアイドル「初音ミク」の巨大イラストが描かれ、札幌の観光名所の写真が添えられている。また車内のすべての窓上額面広告は、「さっぽろ雪まつり」や北海道大学いちょう並木、春のチューリップなどの観光地や、「スープカレー」などの札幌名産品の紹介を行っている。

このエアポートレールリンク車両内外の広告スペースすべてを札幌市のPRに使用した
トレインジャック車両の運行初日の8月16日(金)、始発のパヤタイ駅にて、上田文雄・札幌市長出席のもと、運行記念式典が開かれ、テープカットを行った。
上田市長は「初音ミクの電車を見て、ぜひ札幌に行こうと思っていただきたい」と述べた。
タイでは、円安を背景に日本を訪問する観光客が急増中で、さらに今年7月から日本への観光ビザが免除されたこともあり、日本への観光熱が高まっている。中でも雪をみたことのないタイの人々にとって冬の北海道人気は高く、バンコクと新千歳空港を結ぶタイ航空の直行便は、10月より週3便からデイリー運行に増便となる。札幌市トレインジャック広告掲出期間は8月10日から1ヶ月間。

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