乃村工藝社、2Q決算は売上高13%増 前年同期の赤字から黒字へ転換

株式会社乃村工藝社は、平成25年2月期第2四半期決算を発表した。

<平成25年2月期第2四半期の連結業績>
(平成24年2月16日~平成24年8月15日)
売上高:451億9,700万円(前年同期比 13.1%増)
営業利益:3億円(前年同期は1億3,200万円の損失)
経常利益:3億7,700万円(前年同期は9,600万円の損失)
四半期純利益:9,100万円(前年同期は2億5,200万円の損失)

市場の変化への対応力を強化するなど、経営目標である「選ばれるノムラ」の実現に向け事業活動を展開した。

セグメント別の状況は、次のとおり。

<ディスプレイ事業>
商業施設分野では、都内に相次ぎ開業した大型商業施設のほか、新たに開通した高速道路のサービスエリアの環境演出を手掛けるとともに、これらの施設にオープンしたアパレル関連やスポーツブランドなどの店舗内装を数多く手掛けた。また、広報・販売促進市場分野では、エネルギーや住宅関連企業のショールームの新設、改装を多数手掛けた。この他、前年同期には大型文化施設の売上を計上した博物館・美術館市場分野では、指定管理者制度にもとづく施設運営を含め、今年度より運営管理先が3箇所増加するなど、管理・運営業務は着実に増加している。
この結果、ディスプレイ事業の売上高は443億2,800万円(前年同期比13.3%増)、営業利益は2億5,400万円(前年同期は営業損失1億8,400万円)となった。

<不動産事業>
所有する不動産における賃料収入などにより、売上高は2億2,800万円(前年同期比3.4%減)、営業利益は6,500万円(前年同期比18.1%減)となった。

<飲食・物販事業>
5月、商業施設「東京ソラマチ」に東京下町雑貨「がっちゃら屋」(東京都墨田区)を新規開業したほか、「江戸東京博物館ミュージアムショップ」(東京都墨田区)などの既存飲食・物販店の運営を手掛け、売上高は6億3,900万円(前年同期比5.6%増)、営業利益は2,600万円(前年同期比19.8%増)となった。