電通&慶大ユニット、親子のコミュニケーションツール開発『PaPaCo Design Project』をスタート

株式会社電通と慶應義塾大学SFC研究所が立ち上げたクリエーティブ・ユニット「汐留イノベーションスタジオ」(SIS)は9月15日、活動の第3弾として、父親と子どもが遊びのなかで、クリエーティブな感性や想像力を育むことができるコミュニケーションツール(=おもちゃ)の開発を行う『PaPaCo Design Project』を開始した。

『PaPaCo Design Project』では、親子でいっしょに楽しく遊べる/会話で盛り上がる/夢中で創作するきっかけとなる「コミュニケーションツール(=おもちゃ)」の開発に取り組むとのこと。具体的成果の第一弾として、iPhone/iPod touch端末を振ることで、虫の音、鳥や動物の鳴き声、風や雨や波の音など、自然の音を楽しむことができるアプリ「アースガラガラ」を一般ユーザー向けに、同日より無料公開した。31の音源から選択し、自由に音の組合せが作成可能。親子で音当てクイズや、音からお話をつくるなど、さまざまな遊び方を提供する。

さらに今秋までには、同様のコンセプトで開発したアプリ「スカイキャンバス」「ハッピーパーク」の2本をリリースする予定。「スカイキャンバス」はAR(拡張現実)技術を利用し、雲でつくられた動物を浮かべて、空に動物園を作る内容。「ハッピーパーク」は、公園や広場などで「線」を引くだけで親子いっしょに楽しむことができる遊びを集めたアプリとのこと。

今後、機能拡充による課金サービスへの発展や企業の販促利用の可能性、さまざまな スマートフォンへの対応を検討中とのこと。

■リリース
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2010/pdf/2010084-0915.pdf

■関連リンク
電通
http://www.dentsu.co.jp/
汐留イノベーションスタジオ
http://sis-web.jp
PaPaCo Design Project
http://papaco.jp