凸版印刷、2023年1Q決算は各事業分野が好調で、前年同期から経常利益が倍増

凸版印刷株式会社は、2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :3910億4600万円(前年同期比 14.0%増)
営業利益   :138億1800万円( 同 65.9%増)
経常利益   :222億6100万円( 同 100.3%増)
四半期純利益 :139億8000万円( 同 52.5%増)

情報コミュニケーション事業分野については、セキュア関連でICカード関連が増加したことなどにより、売上高が前年同期比で8.7%増の2,107億円、営業利益は6.7%増の46億円だった。
生活・産業事業分野については、国内のパッケージ関連でサステナブル包材が堅調に推移したが、紙器は前年を下回った。建装材関連では、国内では住宅市場、コマーシャル市場とも回復が弱かったが高意匠・高機能化粧シートの販売拡大により、前年並みを確保した。これにより売上高は前年同期比で21.3%増の1,271億円、営業利益は2.9%減の78億円となった。
エレクトロニクス事業分野については、半導体需要が拡大し好調に推移。売上高は前年同期比で23.1%増の606億円、営業利益は96.6%増の100億円だった。