ピエトロ、2022年3月期決算は減収減益 巣ごもり需要の反動減が影響

株式会社ピエトロは、2022年3月期通期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :85億4000万円(前期比 0.2%減)
営業利益  :3億5300万円( 同 39.6%減)
経常利益  :3億6900万円( 同 35.8%減)
当期純利益 :1億6500万円( 同 48.5%減)

食品事業では、主軸のドレッシングカテゴリーで商品価値訴求の継続と量販店へのさらなる店頭化に努めたものの、天候不良による野菜価格高騰の影響や商品アイテム数削減の影響などから、前期を下回る販売額となった。このほかパスタカテゴリーは、販売額は堅調に推移したものの、前期の巣ごもり特需の反動減が大きく影響し、前期を大きく下回る販売額。通信販売は、オンラインによるソーシャルギフト等を強化したことで、通常のギフトに加え、パーソナルギフト需要が増加し、販売額は前期を上回った。利益面においては、販売促進費の効果的活用や生産性の向上に努めたものの、反動減による売上減少と食用油等の主原料の高騰の影響が大きく、減益となっている。
レストラン事業では、既存店の販売額はほぼ新型コロナウイルス感染拡大前の水準まで回復。利益面でも、原価の見直し等収益改善に努めた結果、セグメント損失が前期の3億2900万円から2億1700万円へと赤字幅が縮小した。