イムラ封筒、2022年1月期決算は減収ながら収益性重視で大幅増益に

株式会社イムラ封筒は、2022年1月期の連結業績(2021年2月1日~2022年1月31日)を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :202億3400万円(前期比 4.7%減)
営業利益  :10億9700万円( 同 25.7%増)
経常利益  :12億6700万円( 同 20.0%増)
当期純利益 :9億9400万円( 同 50.7%増)

郵便およびメール便の取扱数量は、前期比横ばい圏内で推移。ダイレクトメール市場は「折込・DM郵便料(経済産業省公表)」が上期において一時的に増加の動きを見せたものの、下期には再び減少に転じるなど需要回復していない。コロナ禍による停滞もあり、売上高は前期比4.7%減の202億3400万円となった。
一方で、付加価値の高い商品・サービスの提案など、収益性を重視した各種販売施策の実施や固定費削減に努めた結果、営業利益・経常利益ともに2割増となった。さらに親会社株主に帰属する当期純利益は、保有株式の一部売却による特別利益の計上により、前期比50.7%増の9億9400万円となった。
事業別では、パッケージソリューション事業の売上高は151億400万円(前期比6.1%減)、営業利益は7億6100万円(前期比21.5%増)だった。メーリングサービス事業は官需の取り込みがあり、売上高は37億5400万円(前期比7.0%増)、営業利益は3億1300万円(前期比55.1%増)だった。その他事業の売上高は13億7500万円(前期比16.0%減)と大きく減少し、営業利益は3100万円(前期比5.4%減)に留まった。