電通グループ、コロナ禍からの経済回復と固定資産売却益の計上で前年同期比10倍以上の利益増 2021年3Q決算

株式会社電通グループは、2021年12月期第3四半期の連結業績(2021年1月1日~2021年9月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
収益    :7745億4800万円(前年同期比 14.5%増)
営業利益  :2118億7600万円(前年同期 185億0300万円)
税引前利益 :1802億3300万円(前年同期比 619.0%増)
四半期利益 :1062億9000万円( 同 584.3%増)

コロナ禍からの経済回復により、国内および海外3地域(EMEA/Americas/APAC)のすべてで大幅な業績回復が見られ、収益は前年同期比14.5%の増加となった。
増収に加え、国内外での構造改革およびコストコントロールの効果、固定資産売却益の計上もあって営業利益は同11.5倍に達した。
国内外の事業別では、国内は顧客企業のデジタルトランスフォーメーション需要によって好調を維持したデジタルソリューション領域の成長、顧客企業によるテレビを中心としたマス広告出稿の回復、さらに事業変革により強化されている統合ソリューションの提供拡大により、売上総利益が3045億2200万円(前年同期比19.4%増)となった。
一方海外事業の売上総利益は、3920億5200万円(前年同期比12.9%増)で、営業利益も増加となっている。