凸版印刷、2022年3月期2Q決算は増収増益 経常利益は前年同期の約2倍

凸版印刷株式会社は、2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高 :7190億2700万円(前年同期比 4.8%増)
営業利益 :240億9300万円( 同 59.2%増)
経常利益 :262億3300万円( 同 99.0%増)
四半期純利益 :194億4700万円( 同 242.7%増)

情報コミュニケーション事業分野においては、セキュア関連でICカード製造が減少。ビジネスフォーム関連では、金融機関を中心とした非対面手続きの促進による窓口帳票の減少などにより、ビジネスフォームは減収となったものの、データプリントサービスは前年並み。コンテンツ・マーケティング関連では出版印刷が減収した一方で、電子化の需要を取り込んだデジタルコンテンツ、デジタルマーケティングの増加などで全体としては前年を上回った。その他、電子書籍関連やBPO関連も好調な動きを見せた。これらの結果、事業売上高は、前年同四半期に比べ3.5%増の4131億円、営業利益は7.9%増の154億円だった。
パッケージや建材などを扱う生活・産業事業分野の事業売上高は、前年同四半期に比べ2.6%増の2139億円、営業利益は34.2%増の146億円となった。
半導体やディスプレイを扱うエレクトロニクス事業分野は、事業売上高は前年同四半期に比べ17.6%増の1025億円、営業利益は61.0%増の116億円だった。