共立印刷、2022年3月期2Q決算は増収増益で黒字に回復

共立印刷株式会社は、2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高 :172億4700万円(前年同期比 10.6%増)
営業利益 :6億4700万円(前年 マイナス9900万円)
経常利益 :5億6300万円( 同 マイナス1億8900万円)
四半期純利益 :3億3400万円( 同 マイナス11億1500万円)

コロナ禍の影響が長引く中、前期より取り組んでいる印刷事業の構造改革を更に推し進めることで収益性の向上を図るとともに、デジタルコミック事業の発展や、生分解性プラスチックフィルム製造の会社をグループ化するなど事業領域拡大に注力し、グループ全体の企業価値向上に取り組んだ。
売上高について、商業印刷は前年に大きく減少していた折込チラシやダイレクトメールといった集客媒体が緩やかに回復することで、前年同期と比べ15億5400万円増収の143億5300万円。出版印刷は、旅行関連媒体の受注が依然として厳しい受注環境ながら、デジタルコミックのカラーリングやタテヨミといったデータ加工の受注が堅調に推移したことなどにより、前年同期比1億500万円増収の27億6100万円となった。営業利益は、前期より取り組んでいる事業構造改革による収益改善や品質重視の企業体制が奏功し、前年同期のマイナスからプラスに転換。これを受け経常利益、四半期純利益もプラスとなった。