共立印刷、2021年1Q決算は減収で赤字に 前年の減収減益よりさらに厳しい状況

共立印刷株式会社は、2021年3月期第1四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年6月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :67億5700万円(前年同期比 36.9%減)
営業利益   :マイナス3億4500万円(前年 1億6200万円)
経常利益   :マイナス3億7700万円( 同 1億2500万円)
四半期純利益 :マイナス4億0500万円( 同 4900万円)

新型コロナウイルスの影響で、商業印刷については、集客のための折込チラシやダイレクトメールが激減。情報誌などの発行停止なども重なり、前年同期比36.1%減収の53億9000万円になった。出版印刷についても、子会社の電子書籍関連の受注などは堅調だったが、旅行関連媒体の受注量激減に加えて、情報誌媒体も減少したことなどにより、前年同期比39.1%減収の13億100万円だった。
売上高の減少に加えて、同業他社との受注競争激化による単価ダウンなどもあり、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益は赤字となった。